2017年12月15日00:30
遠州鎧仁會 × 浜松注染そめ
「株式会社二橋染工場(にはしせんこうじょう)」
浜松は、ゆかた取扱量日本一を誇るゆかたの産地。ゆかた産地を支える伝統的な技術が「浜松注染(ちゅうせん)そめ」である。
静岡県郷土工芸品に指定されている「浜松注染そめ」は、染料を柄(がら)の部分に注ぐことにより、
表裏が同じ柄に染まり、かつ独特のにじみやぼかしを出せる深みのある多彩な染色に特徴がある。
浜松の市街地にある株式会社二橋染工場(にはしせんこうじょう)は、昭和2年の創業以来、注染の技術を守りながら、発展してきた企業である。
昭和30年代にピークを迎えたゆかた業界は、日本人のライフスタイルの変化や輸入品の増加により、生産量が減少してきた。その中で、同社は、優れた技術を活かし、多色染めゆかたやクレアと呼ばれる無地染めゆかたにも対応しながら、高級注染製品を追求してきた。
染色加工の製造工程は、晒し(漂白)、染め、仕上げなど細分化され、工程ごとに受け持つ企業が存在する。同社は、小規模の工場でありながら、大手企業と同様に、細分化された染色加工の工程を一貫して製造している。この一貫製造が、注染以外の捺染(プリント染め)などの加工工程も含め、安定した経営を維持する原動力であり、現在、県西部地域で8社ほどとなった注染工場の中心的存在となっている所以である。
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「株式会社二橋染工場(にはしせんこうじょう)」
浜松は、ゆかた取扱量日本一を誇るゆかたの産地。ゆかた産地を支える伝統的な技術が「浜松注染(ちゅうせん)そめ」である。
静岡県郷土工芸品に指定されている「浜松注染そめ」は、染料を柄(がら)の部分に注ぐことにより、
表裏が同じ柄に染まり、かつ独特のにじみやぼかしを出せる深みのある多彩な染色に特徴がある。
浜松の市街地にある株式会社二橋染工場(にはしせんこうじょう)は、昭和2年の創業以来、注染の技術を守りながら、発展してきた企業である。
昭和30年代にピークを迎えたゆかた業界は、日本人のライフスタイルの変化や輸入品の増加により、生産量が減少してきた。その中で、同社は、優れた技術を活かし、多色染めゆかたやクレアと呼ばれる無地染めゆかたにも対応しながら、高級注染製品を追求してきた。
染色加工の製造工程は、晒し(漂白)、染め、仕上げなど細分化され、工程ごとに受け持つ企業が存在する。同社は、小規模の工場でありながら、大手企業と同様に、細分化された染色加工の工程を一貫して製造している。この一貫製造が、注染以外の捺染(プリント染め)などの加工工程も含め、安定した経営を維持する原動力であり、現在、県西部地域で8社ほどとなった注染工場の中心的存在となっている所以である。
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