横尾歌舞伎 (静岡県浜松市北区引佐町 横尾・白岩地区)

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 横尾歌舞伎 (静岡県指定無形文化財、地域文化功労文部大臣表彰受賞)

 
 横尾歌舞伎は引佐町、横尾・白岩地区に江戸時代より連綿と伝えられ
毎年公演されている農村歌舞伎です。
役者、三味線、お囃子は云うにおよばず 振り付け師をはじめ、衣装の着付け、
床山、化粧、大道具小道具すべてを地域の保存会の会員により運営されています。
 また、歌舞伎浄瑠璃本、カツラ、衣装、大道具、小道具に至るまで、
全て自前で保有しており、地区の一件あたり\1.000円の会費とわずかな寄付だけで
毎年公演を続けています。

 正確な発祥は定かではありませんが本来、横尾の氏神、八桂神社、白岩の氏神、
六所神社の両神社祭礼の余興として行われております。
 寛政年間の御定書(白岩地区所蔵)に「神事の節又は盆中に『狂言』、『あやつり』
、或いは『にわか』等決して致すまじき事」とあることから当時既に盛んに行われて
いたことが伺われます。

 また歌舞伎は音をも含めた総合芸術であり、三味線が下手では成り立たないことから、
近年教育委員会の肝いりでプロを招き三味線教室を開設して「ちょぼ」と云われる
義太夫語りも併せて養成しています。
 また、初心者のための三味線教室も別に行われ一通り引けるようになってから浄瑠璃、
歌舞伎の三味線を練習します。
その結果、通常農村歌舞伎では考えられないほどの人数と、質の高さを誇っております。

「ちょっと三味線が足りないから出てよ」といわれて少年団を卒業した高校生が
さっと舞台に上がって三味線を弾くと言うようなことも珍しいことではありません。
 また、数年前より歌舞伎少年団が結成され小中学生が舞台で歌舞伎の長い台詞を
堂々と詠じておりその可憐な演技と共に人気を呼んでいます。
 昨年度は小学2年生が主要な役割(初菊・絵本太閤記十段目尼崎閉居の場)を演じ
本年度(平成20年)は小学1年生が舞台に立ちます。



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