御室流華道「杜若会」 蓮・檜扇
御室流華道 「杜若会」 (男性のいけばな講座)
平成30年7月2日
御室流華道教授・湖風斉裕心先生の企画による男性のいけばな講座。
本日は浜松市中区の「K-tokuan」 にて。
各自、お生花2種を生ける。
私の花材
/お生花:蓮、檜扇
◆蓮/Lotus(ロータス)
蓮は、ハス科ハス属の植物です。ハスはインド原産で、古くから仏教と強く結びつけられてきました。この世で善い行いをした人は、あの世で永遠に美しい蓮の上に座って、平和に暮らせると言われています。また、汚れた水辺でも綺麗に水面に花を咲かせる姿は、汚れがたくさんのこの世の中に埋もれることなく心を綺麗に保つ教えに重ねられています。インドでは蓮は生殖の象徴で、多産、幸運、長寿、名誉、神聖などの象徴にもなっています。代表的な花言葉は「動じない心」です。
◆檜扇(ヒオウギ)
檜扇葉は剣状の線形で根際から扇状に広がる。
葉の様子が檜扇(平安時代の貴族の持った檜の薄い白板をとじ合わせた扇)に似ているというのが和名の由来である。
「Tojyakukai」
The school of Omuro.
Japanese Flower Arrangement.
Course only for men.
◆お知らせ◆
杜若会(とじゃくかい)では生徒を募集しております。
とりあえず体験!でも構いません。興味のあるかたは是非。
「御室流」
世界遺産に登録されている日本の古都、京都洛西の名刹仁和寺という寺院に伝えられている華道(いけばな)の流派です。
古くは仁和寺創建当時(平安時代)より仏前に御供えする供華として、挿花の渕源を知ることができます。
中世にあっては世間の名匠、技芸練達者に称号(法橋、法眼、法印)を授与し、華道はじめ技術の発展に寄与してきました。
いけばな人(花道家)も勿論この例にもれず、近世になってはこの称号を授与された花道家が集まり御室流をささえることになり、今日の隆盛をみるにいたっています。
その流風は伝花といわれる古典花(生花)の技法を伝承すると共に、時代に調和する現代感覚あふれる盛花、投入花の花矩(挿花、いけ方)を探求し、更には既成概念にとらわれず自由ないけ花の表現への道をも開き、豊かな感性の涵養をめざし、次代にいけ花の美しさと、いけ花を求める心を継承していくことを目的とした流派が御室流です。
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