御室流華道 「杜若会」 杜若(カキツバタ)

oniyanma

2018年06月05日 12:04

御室流華道 「杜若会」 (男性のいけばな講座)

場所:浜松市茶室松韻亭


  この度、許状が出され「郡会司」を許されることとなりました。
そして、奥伝最後のいけばなは、会の由来花、杜若(カキツバタ)である。
ほんの偶然ではあるが自分としては嬉しい偶然である。

 投稿画像に、中伝の頃の杜若がある。
郡会司を卒業する頃には、さらにこの杜若を立派に凛々しく生けられるよう精進していきたいと思う。



:今日の花材=杜若(カキツバタ)

  男性のいけばな講座、杜若会(とじゃくかい)、由来の花。
開花時期は、 5/ 5 ~ 5/末頃。梅雨のちょっと前に咲く。花色は、青紫、白。
昔、花の汁で布を染めたので「書き付け花」となり、だんだん「かきつばた」に変化していったらしい。
「燕子花」とも書く。また、万葉集の時代には「垣津幡」「加古都幡多」などと書いた。



「御室流」


   世界遺産に登録されている日本の古都、京都洛西の名刹仁和寺という寺院に伝えられている華道(いけばな)の流派です。
古くは仁和寺創建当時(平安時代)より仏前に御供えする供華として、挿花の渕源を知ることができます。
中世にあっては世間の名匠、技芸練達者に称号(法橋、法眼、法印)を授与し、華道はじめ技術の発展に寄与してきました。
いけばな人(花道家)も勿論この例にもれず、近世になってはこの称号を授与された花道家が集まり御室流をささえることになり、今日の隆盛をみるにいたっています。
  その流風は伝花といわれる古典花(生花)の技法を伝承すると共に、時代に調和する現代感覚あふれる盛花、投入花の花矩(挿花、いけ方)を探求し、更には既成概念にとらわれず自由ないけ花の表現への道をも開き、豊かな感性の涵養をめざし、次代にいけ花の美しさと、いけ花を求める心を継承していくことを目的とした流派が御室流です。























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